【購入注意点】レイルロードランタンを買う時のチェックポイントを徹底解説

近年のキャンプブームに伴い注目を浴びているレイルロードランタン

かつてはアメリカの鉄道会社が長年使用してきた頑丈で無骨なそのランタンは、日本のキャンパーからも人気のヴィンテージアイテムといえます。

しかし製造から長い年月が経過している為、初心者の方からはちょっと敬遠されがちなのも事実です。

 

週末すとあ より

 

でも安心してください、当ブログでは買取事業も行っており、これまで数多くのレイルロードランタンを扱ってきました。

もちろん私自身もレイルロードランタンを愛用しているファンの一人です。

この経験を活かし、今回はレイルロードランタンを購入する際に注意すべきポイントを解説していこうと思います。

 

【こんな人におすすめ】
・キャンプ初心者だからレイルロードランタンを買うのがちょっと不安
・購入したレイルロードランタンの状態を把握しておきたい
・近くにショップがないのでネットでの購入を検討している

 

【合わせて読みたい】
レイルロードランタンは結局どこで買うべきかべきか?!解説編

 

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フレーム

まずはレイルロードランタンの骨格ともいえるフレーム(外側部分)のチェックポイントを見ていきましょう。

 


週末すとあ より

 

凹み・錆

フレームは外からのダメージを一番受ける部分の為、凹みや錆などに注意が必要です。

とは言っても、もとより頑丈さが売りのレイルロードランタンですので多少の凹み程度はそこまで気にする必要はありません。むしろビンテージの味の部分とも捉えるべきでしょう。

ただし腐食が進行しポロポロと剥がれてくるような物や、大きなダメージがある物は避けておくのが無難です。

 

歪み

むしろフレームで注意すべきポイントは歪みです。

グローブ(ガラス)を囲う部分と、足の部分は長年の圧力で歪んでしまっている物をよく見かけます。

多少の歪み程度は気にする必要ありませんが、以下のような症状の物は歪みが深刻な可能性があるので避けましょう。

・フラットな地面に置いたときにグラグラと大きく揺れる
・垂直に立たない
・フード部分の開閉(点灯時やメンテに必須動作)がスムーズでない

地面に置いたときのグラつきについては、多少かたかたする程度は問題ありません(だいたいのレイルロードランタンは多少グラつきます)

少しの力で転倒するほどグラつくような物は歪みも大きいため使用するのは危険なのであまりおすすめしません。(吊り下げての使用前提でもうっかり地面に置いて知らぬ間に転倒、怖いですよね、、)

 

 

グローブ(ホヤ)

つづいてガラス製なだけにいかにも注意点の多そうなグローブを見ていきましょう。

 

週末すとあ より

じつはレイルロードランタンのグローブって結構頑丈なんです

画像でも見てわかるようにスケールに対し十分すぎる厚さがあり、ちょっとした段差から落とした程度では

「パリーンっ!!」

というより

「ごとっ」

といった感じにそう簡単には壊れない頼りがいのある設計になっています。

しかし注意すべきポイントはあります

 

フレームとの接触部分の欠け

レイルロードランタンのグローブはフレームで挟むように固定します。

このフレームとの接触部分はかなりの力が加わる部分なので、細かい欠けが発生している事があります。

この欠けは通常使用していれば発生する場合がほとんどなので、欠けがあってもそこまで気にする必要はありません。

しかし大きく欠けているものはガラスの強度が下がっている可能性もあるので避けたほうが無難といえます。(欠け部分を触れて怪我をするおそれも)

 

ひび・割れ

いくら頑丈とはいえ稀にひびや割れのある個体があります。

ガラス部分は点灯時高温になることからひびや割れがある物は避けておきましょう。

安価であればガラス交換前提で買うという選択肢はアリです。

 

 

タンク&バーナー

燃料を入れるタンクと、その上部に取り付けるバーナー部分を見ていきましょう。

 


週末すとあ より   (左)タンク (右)バーナー

 

実はこのタンクとバーナー、最も不具合の多い箇所になります。

しかも使用に支障の出るような深刻な不具合を持つ個体も少なくない為、ここで注意点をしっかり押さえておきましょう。

 

オイル漏れ

タンクで最も多い不具合がオイル漏れです。危険なので点灯はできませんし、修理も再発リスクがあるうえに難易度が高いのでおすすめしません。

さきほどの画像のようにタンク裏側が綺麗なものはまず漏れの心配はないです。

多少の変色程度も問題ありませんが、腐食が進行しガサガサしてそうな部分のある個体は要注意です。

もちろん、そのような場合全てに漏れがある訳ではありませんので

「底面裏側にガサガサ感があったら漏れの有無を確認してから買う」

これを徹底したほうがよいでしょう。

このくらいガサガサしている物は要注意ですので、購入前に漏れの有無を確認しましょう。

 

バーナー火力調整の不具合

バーナーには歯車が入っていて、連動したダイヤルを回すことで芯の上げ下げをし火力調整が可能となります。

この機構が経年により動作不良を起こしている場合があり、歯車が回らない(ダイヤルを回しても歯車が空転する)といった症状に注意が必要です。

「歯車問題なく可動」と購入サイトなどに記載されていても実際に芯をいれると芯の抵抗に負け空転するという場合もあります。

なので「芯を入れた状態で問題なく可動するかどうか」を確認するようにしましょう。

 

週末すとあ より 

これら全ての注意点をクリアしているレイルロードランタンであればまず快適に使えると思います。

しかしネットショップ等ではその全てが説明されているとも限らないので、不明点は販売者への確認をしてから購入すると良いでしょう。

また私の運営するネットショップ「週末すとあ」で販売中のレイルロードランタンはこれらの項目をすべて確認し詳細を記載しているので、参考になればうれしいです。

 

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